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2023.12.21

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【未来の観光業界】変化する旅のトレンドと求められるスキル|小澤和哉

 

旅行・ホテル・鉄道・エアラインをはじめとした観光業界はコロナ禍を乗り越え、盛り上がりを見せています。修学旅行や体育祭といった学校行事も以前のような日常に戻りつつあるのではないでしょうか。

 

コロナ禍を経て、人が観光したい欲求「旅への想い」は強まっています。そのニーズに合わせ観光業界は常に新しいトレンドが生まれ、お客様の旅の楽しみ方や価値観が大きく変化し、ITSNSの発展によって大きく変わろうとしています。

 

本記事では「変化する観光業界と、その変革の中で求められるスキル」についてまとめてみました。

 

 

変化し続ける観光業界

 

皆さんは、旅のスタイルが年々変化していることをご存知でしょうか?

 

以前は、旅行会社が企画したツアーに参加をする「パックツアー」が人気でした。近年では、旅において個性や自由を求めるお客様が増え、自分自身で行きたい場所・フード・経験したいことを自由に組み合わせて楽しむ旅が人気を集めています。お客様の価値観が多様化する中で、観光も形を変えて変化しているのです。

 

未来の観光業界では、常々変わる続ける個々の旅行者の多様なニーズに応えるためのスキルが求められます。

お客様一人ひとりの気持ちや希望を理解し、おもてなしの心を大切にする「ホスピタリティマインド」も重要なスキルの一つです。

 

SNSとITによる新しい観光の価値

 

このブログを読まれている方のなかでも「特に高校生の皆さん」は、SNSを生活の一部として利用されているのではないでしょうか。「SNSで見た景色を実際に観たい」「旅先の体験をSNSでシェアしたい」「SNSで旅先のおすすめカフェを探したい」など、SNSを通じて世界中と繋がり、検索・発信ができることが、観光の可能性を大きく広げています。

 

気になるお店を効率よくリサーチするために画像情報は当たり前のように「Instagram」で収集します。より詳細に知りたい場合は、世界中で利用される動画プラットフォーム「YouTube」や「TikTok」を利用します。「観光業界」では上記のような傾向は、今後さらに加速することでしょう。

 

集客を目的に発信する側も、情報を求め探す側もテクノロジーの変化に柔軟に対応し、使いこなせるスキルが求められるのです。

 

 

インバウンドと日本の観光魅力

 

また海外のお客様が日本を観光に訪れることを「インバウンド」と呼びます。現在日本の観光の魅力が再注目され、インバウンドが一層盛り上がっていくことが予測されています。皆さんが当たり前に思っている日本の文化、食べ物、景色、エンターテイメントが海外の方にとっては新鮮であり、刺激的なのです。

 

このインバウンドの活性化に対応するためには、自分の暮らしている日本の観光魅力の理解と、海外のお客様の文化や価値観を理解するマインドと知識が必要です。同時に、異なるバックグラウンドを持つ方々と円滑にコミュニケーションを取るための英語などの「語学のスキル」が求められます。

 

英語の授業をする立場として一層の熱が入るのも理解していただけるかと思います。

 

観光の本質

 

未来の観光業界は変革と成長の時期にあります。今回ご紹介した内容は一例に過ぎませんが、ITスキルや語学スキル以外も柔軟で多様性に富んだスキルが求められますが、根本にあるのは人を喜ばせる「ホスピタリティマインド」です。

 

当校ではホスピタリティを軸に、現場経験豊富な講師から直接学び、企業実習やフィードバックでリアルな現場を経験することで、即戦力として活躍できる柔軟なスキルを身につけることができます。

 

観光業界は「お客様の楽しみを生み出す、素敵な業界」です。未来の観光業界を一緒に築いていきましょう!

この記事を書いた人

小澤 和哉(おざわ かずや)

トラベルジャーナル学園 教務部次長 / ㈱エイチ・アイ・エス出身

入社10年目。高校時代に留学( LP Miller high school卒業)、大学時代に旅行の国家資格(総合旅行業務取扱管理者)取得をきっかけに旅行会社へ就職。㈱エイチ・アイ・エスら旅行会社に11年勤務。営業・販売・個人旅行企画・外国籍旅行手配を経験。営業ではエキスパート社員認定5年連続表彰。

担当授業は観光系科目・ビジネスマナー・TOEIC。

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